寒い季節の強い味方、ヒートテック。
愛用されている方も多いのではないでしょうか?
そういう私も愛用者の一人ですが、繰り返し着用したヒートテックが暖かくなくなってきたような気がして「そろそろ買い替えかな?」と思っている今日このごろです。
そうなんです、ヒートテックは繰り返し使っていると機能性が低下してくるのです。
そんな部分を洗濯屋目線からご紹介します。
ヒートテックはなぜ暖かい?
基本的な原理は「吸湿発熱」というものだそうです。
人間は特に何もしなくても一定の水蒸気を発していて、それが繊維に吸着すると発熱するとのこと。
ということなのでヒートテックだから発熱しているわけではなく、全ての衣類に起こっている現象。
しかし、ヒートテックは肌に密着して体に近い方で発熱するから暖かいのです。
ピタッと体にフィットするシルエットに秘密があったんですね。
ということは・・・
ヒートテックは肌に密着していなければ効果が低下するということですね。
(このような部分を理解して、いつも買う洋服のワンサイズ下を購入する方も多いようです。)
暖かくなくなってきた?と感じるのはこのような原因が多そうです。
ヒートテックといっても服(というか下着)なので毎日着て、毎日洗濯するもの。
その繰り返しにより、形状が変化することは避けられません。
いつもの洗濯を見直して、少しでも負担がかからない方法で洗ったほうが良さそうです。
洗濯のポイント
それではヒートテックの型崩れを抑える洗濯方法を考えてみましょう。
1.ネットに入れる
ヒートテックは薄く伸縮性のある生地で作られています。
洗濯の際に揉まれたり、他の洗濯物と絡み合って引っ張られることにより、生地に負担がかかります。
洗濯ネットを活用して負担を軽減してあげましょう。
本来は手洗いが最も負担が軽いのですが、たかが下着(ヒートテック関係者の方すみません)にそこまで手はかけられないですものね。
2.型崩れして伸びないように干す
サイズが合っていないハンガーを使うと型崩れの原因となります。
肩の縫い目がしっかりと乗るようなハンガーを使いましょう。
これは洗濯だけでなく、収納しているお洋服にも言えることなので、ハンガーは色々なサイズを揃えておいた方がよいでしょう。
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3.直射日光を避ける
ヒートテックに含まれるポリウレタンという素材は、いわばゴムのような繊維。
ポリウレタンは熱に弱く、高い温度により変形します。
直射日光を避け、風通しの良い場所で陰干ししましょう。
これはヒートテックだけでなく伸縮性のあるスキニーパンツなどにも同じことが言えます。
一度変形すると元に戻らないので、乾燥機の使用も控えたほうがよいでしょう。
ヒートテックの寿命
個人的にもこれらの点に注意して洗濯していますが、やはりヒートテックの生地は劣化してきます。
体感的には、2年使って3年目に買い替え、のようなイメージです。
そのようなタイミングで生地が伸びてクタクタになってきます。
洗濯のポイント3で触れたポリウレタンという素材の寿命は3年~5年と言われています。
(買ってからではなく、製造されてから3年~5年です。)
そのような観点からもこの辺りがヒートテックの寿命と言えそうです。
まとめ
ヒートテックを長持ちさせるにはこのような洗濯方法がポイントとなります。
- 洗濯ネットに入れるなど工夫して負荷を抑える
- 型崩れしないようにサイズが合ったハンガーを使う
- 直射日光を避けて乾かす
- これらはヒートテックに限らず、デリケートな薄手の衣類に共通して言えることです。
毎日の洗濯でも特に注意して、少しでも長く着られるよう工夫してみてくださいね。