丸洗いでダニを一掃!
何となく洗濯するとダニはキレイにいなくなるような気がしますが本当にそうなのでしょうか?
ダニと洗濯の関係について様々なデータを集めてみました。
小さなお子様がいるご家庭や、アレルギーをお持ちの方は必見です!
ダニはどこにいる?
ダニは家中どこにでもいます。
身の回り全てのダニを全滅させることはほぼ不可能でしょう。
そうするとダニの量をアレルギーが発生するボーダーライン以下の量に抑えることが重要となります。
肌に直接触れるもの。
衣服や布団は特に注意しなければなりません。
衣服は頻繁に洗濯するものなので心配はありませんが、問題は布団です。
お馴染みの方法ではダメ?
ダニの退治といえば、天日干し、洗濯、掃除機で吸うという手段になると思いますが効果はあるのでしょうか?
これらの方法はダニのフン、死骸、卵には効果がありますが、成虫には”?”です。
一時的にフンなどが除去されても、成虫がいる限りダニアレルゲンの発生は抑えられないので要注意です。
※これらの方法は成虫の退治が難しいだけで、その他のアレルギー物質は確実に減らします。どんどんやりましょう!
天日干し
よく晴れた日に天日干しすると確かに効果がありそうですが、実は全てのダニを退治することはできません。
表面的にはダニが死滅する温度になりますが、布団の奥の方までは温度が上がりません。
布団の中で大量のダニが生き残っているのです。
洗濯
これはほとんど効果がないようです。
丸洗いするとダニは洗い流されるような気がしますが、実はそうではないんです。
ダニは繊維にしがみついて離れず、洗い流すことは難しいそうです。
さらに、水(洗濯水でも)に浸かっていても生き延びるとのこと。
手強いですね・・・。
掃除機で吸う
これもダニは繊維から離れず吸い込まれないようです。
成虫はこの方法で除去できません。
成虫を退治する方法
このように、洗濯やその他のお馴染みの方法では成虫を退治することができません。
そんな強敵にも当然弱点があります。
それは”乾燥と高温”です。
乾燥(湿度)
湿度が30%ほどの状態が続くとダニは干からびて死んでしまうそうです。
除湿機でこの湿度を保つのも効果的ですが、人間の生活にも支障をきたします。
布団だけならば乾燥剤を入れた圧縮袋に入れてしまえば退治できます。
高温
50度以上の高温になるとダニは生きられません。
先ほど洗濯では退治できないと書きましたが、それは通常の家庭洗濯の話で、水温を50度以上に上げた洗濯ならば効果がありそうです。
最も簡単なのはコインランドリーの乾燥機を使うことでしょう。
設置されている乾燥機の設定にもよりますが、60度ほどで乾燥するのが一般的なので十分退治できます。
さらに高温に設定できる乾燥機もありますが、それ以上の温度は布団にも負担がかかりすぎます。
ただし、50度で40分ほど乾燥してようやく全てのダニが死滅した、というデータもありますのである程度長い時間乾燥しなければ全滅させることは難しいようです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
やはりダニは手ごわいですね。
丸洗いして揉まれても水に打たれても退治できないとは・・・。
ダニ対策はアレルギー物質を生むサイクルを作らないことです。
どれか一つの対処をしてもそのサイクルを断ち切ることはできません。
成虫を退治する→死骸、フン、卵を取り除く
これをひたすら繰り返していく作業となります。
大変ですがこれらの方法は確実に効果があります。
快適な生活のため是非チャレンジしてみてください!