9月に入って涼しい時期になるとブライダルのハイシーズンとなりますね。
この記事を読まれている皆様の中にも結婚式にお呼ばれされている方は多いのではないでしょうか?
結婚式が終わると着ていたお洋服をメンテナンスしなければなりません。
しかし、1回しか来ていない服をクリーニングに出すかは悩むところですよね。
結婚式で着た服はすぐにクリーニングした方がいいんでしょうか?
結婚式で着た洋服は汚れてる?
1回しか着ていないとはいえ、結婚式はお洋服が汚れてしまっていることが多いです。(お酒の席ですからね。)
しっかりとケアしておかないと保管中にシミの発生や変色の危険性があります。
結婚式で着るような洋服は長期間収納しておくことが多いので、時間の経過とともに酸化して変色したり、落ちにくい汚れに変化したりするんです。
次回着たい時に「なんだこのシミは?!」とならないようしっかりとメンテナンスしておきましょう。
どんな種類の汚れも、ついたばかりでしたら非常に落としやすいので早めの対処が大切です。
結婚式でつく可能性がある汚れ
仲のいいご友人の結婚式では披露宴~二次会と大いに盛り上がってしまうことも多いでしょう。
お酒が入ってくるとお洋服のことなど気にしていられなくなるかもしれません。
気づかずにこんな汚れがついていたら変色やシミの原因となります。
こちらで結婚式で付着しやすい汚れの種類と、その応急処置を見ておきましょう。
お酒がかかった
ワインなどは色素が残るので通常のクリーニングだけでなくシミ抜きが必要となります。
しかし、ワインなら見た目で「クリーニング出さなきゃ!」となるのでまだ良いのですが、問題は日本酒などの汚れです。
付着したのが見た目ではわからないからです。
気づかずにそのまま仕舞ってしまうと後に黄色いシミとなって現れます。
対処方法
乾いたタオルをシミ部分の下に敷き、ぬるま湯で濡らして固く絞ったタオルを上から当てて、軽く抑えるように汚れを移し取ります。
擦ったり揉んだりすると生地が傷むだけでなく、シミが広がってしまう危険性があります。
色落ちしやすそうなお洋服や色素の濃いお酒をこぼしてしまった時にはクリーニング店に相談しましょう。
タバコの臭い
タバコの臭いはドライクリーニングだけでは落ちきらないことが多いです。
必ず水洗いでサッパリと洗い流さなければなりません。
水洗い×となっているお洋服でもクリーニング店なら水洗いできる技術があります。
”汗抜き”や”ウェット”などと呼ばれるクリーニング方法です。
クリーニングに出す際にはこのようなコースを指定しましょう。
対処方法
簡単なお手入れならご家庭でもできます。
水を霧吹きして風通しの良い場所で陰干ししておきましょう。
水分が蒸発するときに、ニオイ成分も一緒に飛ばしてくれます。
色落しやすそうなお洋服や、風合いが変わりそうな繊維(シルクやウールなど)はクリーニング店へ相談してください。
食べ物がついた
食べ物には油性の汚れと、水溶性の汚れが混ざり合っています。
ソースなど色素の濃いものはシミ抜きを必要とするかもしれません。
単純にドライクリーニングだけ、水洗いだけでは落としきれない場合が多くなります。
シミ抜きまで丁寧にしてくれるクリーニング店を選びましょう。
対処方法
水洗いできるようなお洋服でしたら、台所用洗剤で下洗いしてから洗濯機で洗いましょう。
ドライクリーニング指定のお洋服は迷わずクリーニングへ。
汗が付着した
暑い季節はもちろんのこと、余興やスピーチを担当される方は緊張して予想外の汗をかいてしまうかもしれません。
汗はドライクリーニングでは落としきれないので水洗いしなければなりません。
上記のような特殊水洗いをおススメします。
もしも、ドライクリーニングだけで汗が残ったままですと後に変色する危険性があります。
対処方法
汗は水洗いでしっかり洗濯してあげれば落とすことができます。
薄手のデリケートなお洋服はデリケート衣類用中性洗剤を使った手洗いがおススメです。
クリーニングに出すときには、汗を多く含んでいることを伝えてウェットクリーニングを依頼しましょう。
まとめ
このように結婚式で着た服は様々な汚れが付着する可能性があります。
後のメンテナンスを考えるとシルクなどのデリケートな素材ではなく、ポリエステル素材のお洋服を着ていった方が良いかもしれません。
このようなお洋服でしたら、問題なく家庭で洗えるのでお手入れも簡単です。
「このような汚れがついている」とクリーニング店で伝えて、汚れを残さないようしっかりとクリーニングしてくださいね。