みなさん知っていますか?
食器用洗剤は、食器洗いだけでなくお洋服の洗濯にも使える、非常に優秀なシミ抜き剤です。
普段の洗濯でも積極的に使って、汚れ落ちをワンランクアップさせましょう!
皮脂=油汚れ
家庭の洗濯で落としにくい汚れの代表格は、シャツの襟汚れです。
しっかり洗っているつもりなのに、だんだん黄ばんできて結局クリーニングへ・・・、ということも多いのではないでしょうか?
襟汚れの原因は着用時に付着する皮脂です。
皮脂は油性の汚れなので、常温の水で洗ってもなかなか落ちず、落ちきらない汚れの上にまた皮脂汚れが蓄積し、黄ばんだり黒ずんだりします。
油汚れを落とすなら・・・
油汚れを落とすもので一番初めに思い浮かぶのは食器用洗剤ではないでしょうか?
そうなんです!
この食器用洗剤をシミ抜き剤として代用してしまえばいいのです。
食器用洗剤は万が一口に入っても大丈夫なように作られています。
洗濯に使っても全く問題ないのです。
食器用洗剤に入っている界面活性剤が、油と水を混ざりやすくさせて(乳化といいます)、油汚れが落ちやすくなる仕組みです。
使い方は?
使い方はいたって簡単。
洗濯前に、襟、袖に食器用洗剤をつけて揉み洗いするだけです。
シミ抜きしたい部分をぬるま湯で濡らして、食器用洗剤をつけます。
それから1分ほど揉み洗いして「いいかな?」と思ったら軽く濯ぎます。
これだけやったら洗濯機にポイっ。
これだけです!
簡単ですがこの一手間がとっても重要なのです。
他の汚れにも効きます!
ご家庭でよく付着する汚れには食べ物もありますね。
調理された食べ物は、油を含んでいることが多いので、やはり食器用洗剤が有効です。
それはなぜかというと、シミの構造はこのようになっているからです。
見てお分かりいただけたかと思いますが、階層の一番上は油性汚れです。
まずはこの油性汚れの層を取り除かなければ、その他の汚れが落ちにくくなってしまうのです。
食器用洗剤を使った前処理がどれだけ重要かおわかりいただけたでしょうか?
まとめ
プロのシミ抜きでも、なんのシミかわからない場合にはまず最初に油性処理から始めます。
それと同じです。
「これは何の汚れかな?」と難しく考える必要もありません。
気になる汚れにはとにかく食器用洗剤を使ってみてください。
食器用洗剤の前処理は、プロのシミ抜きのセオリーと同じなのです。
※ちなみに、食器用洗剤の力だけでは、すでに黄ばんでしまった襟汚れは落ちません。
この方法はそれが起きないようにするための予防策です。