睡眠は1日の3分の1を占める大切な時間です。
そんな睡眠時間を、今よりもっと快適にしませんか?
こちらでは快眠を手助けする、毛布の家庭洗濯方法をご紹介します!
毛布の洗い方
毛布のような大物ですと、洗濯方法もお洋服とは勝手が違ってきます。
洗えるもの、洗えないものをしっかりと見極めて、最適な方法で洗いましょう。
洗濯表示を見てみる
まずは洗濯表示を確認して家庭で洗えるかどうか確認しましょう。
この毛布はアクリル100%、洗濯機の弱水流、30度のぬるま湯で洗濯できると記載があります。
このような毛布は、(お使いの洗濯機で洗えるかは別として)水洗いによる洗濯が可能です。
もっとも一般的であろうアクリルや綿の毛布は、大概このような表示になっていて水洗いが出来るはずです。
注意すべきはウール、シルクなどの毛布。
このように水洗い不可となっております。
これらの素材は基本的にはドライクリーニングが適しています。
まれにウール、シルク素材でも水洗い可という表記もありますが、高い可能性で風合いが変化します。
素材の風合いを守るためには、やはりドライクリーニングがおススメです。
洗濯表示についてはこちらのページが詳しいです。
洗濯する
洗濯表示が水洗いOKでしたら実際に洗ってみましょう。
状態のチェックと前処理
まずは全体の状態を見て汚れの有無をチェックします。
目立つ汚れがある場合には洗濯前に前処理しておきます。
汚れ部分を濡らしてから台所用洗剤や固形石鹸をつけてブラッシングしましょう。
Freddy Leck(フレディレックウォッシュサロン) ガルザイフェ 衣類シミ抜き用胆汁石けん
また、使用する洗剤は粉末よりも液体の方が浸透しやすくおススメです。
アリエール 洗濯洗剤 液体 イオンパワージェル サイエンスプラス 1.0kg
洗濯機で洗う
薄手の毛布でしたら家庭洗濯機で洗えるものもあります。
それはお持ちの洗濯機へ実際に入れてみて確認するしかありません。
基本的には毛布洗濯用のネットを使用する方法が推奨されていますが、洗濯機の機種によってはそのまま洗えるものもあるようです。
洗濯ネットは毛布用の大判サイズが販売されています。
毛布をくるくると筒状にして丸め、ネットに入れてから洗います。
洗濯機のコースに毛布洗いコースがあればそちらで、無ければ短時間&弱水流コースを選びましょう。
余裕を持って洗えるのは8kg以上の洗濯機になってしまうのではないでしょうか。
7kg以下ですとダブルや2重の毛布は厳しいかもしれません。
踏み洗いする
洗濯機に入りきらない大きな毛布は、浴槽で踏み洗いする方法もあります。
- 毛布が浸かる程度までお湯を張る
- 毛布をたたんでから浴槽へ入れる
- 適量の液体洗剤を入れる
- 足で踏み洗いして汚れを押し出す
- 水を入れ替えてしっかりとすすぐ
- 浴槽の縁などにかけて水を切る
ただし、この方法では機械による十分な脱水ができないため、水切り~乾燥まで2日以上はかかるためスペースとお時間に余裕がある場合以外はあまりおススメできません。
干し方
物干し竿2本を使ってM字に干すのがコツです。
空気の通り道をつくってあげる事で乾きが早くなります。
さらに、途中でひっくり返し、表に出る面を入れ替えてあげましょう。
乾燥機を使う
お洋服のように干すと、物干し竿を丸一日占領する事になります。
脱水が甘ければ、2日かかることも・・・。
本来は乾燥機を使用するとふっくら仕上り、時間も30~40分ほどで乾きます。
設定温度を間違えなければ、”タンブラー乾燥禁止”と書かれている毛布も乾燥機を使用する事ができますよ。
タンブラー×なら自己責任
”タンブラー乾燥禁止”と記載のある毛布の場合は、自己責任で乾燥機を使用しなければなりません。
実際は・・・タンブラー乾燥が禁止になっている毛布が多いです。
それは洗濯トラブルがタンブラー乾燥時に起きやすいから。
そのためメーカーさんとしては「ガンガン乾燥機使っちゃってください!」とは書きにくいんですね。
温度に注意
高温で乾燥するとアクリル繊維が変形し、毛並みがゴワゴワになってしまいます。
しかも、一度繊維が変形したら元に戻す事はできません。
乾燥温度は60度以下を守りましょう。
特に、海外製のコインランドリー機械はかなり高温まで設定できるので、間違えないよう事前に確認してください。
コインランドリーの上手な使い方
コインランドリーは楽ですが当然お金がかかります。
上手に使う方法をご紹介しますので、少しでもリーズナブルにご利用ください。
まずは相場価格をチェック
まずコインランドリーの料金をチェックしておきましょう。
地域によって違いはありますが、おおよその相場価格を記載いたします。
洗濯機の料金
- 8K:300円~400円(厚手毛布1枚、薄手毛布2枚ほど)
- 10K:400円(厚手毛布1~2枚、薄手毛布3枚ほど)
- 13K:600円(厚手毛布2枚、薄手毛布4枚ほど)
- 16K:700円(厚手毛布3~4枚、薄手毛布6枚ほど)
乾燥機の料金
- 13K:10分100円(厚手毛布1~2枚、薄手毛布3枚ほど)
- 23K:8分100円(厚手毛布3~4枚、薄手毛布6枚ほど)
上手に使うコツ
手間がかかるのは乾燥なので、洗いだけでもご自宅でやってしまえばその分は節約できますね。
さらに、乾燥機の使用を最小限に抑えれば時間も短縮できます。
毛布を乾燥するのには30分~40分ほどかかります。(厚さにもよりますが。)
13Kでしたら400円ほど、23Kでしたら500円ほどかかる計算ですね。
しかし、”ご自宅での自然乾燥+乾燥機の仕上げ乾燥”の合わせ技でしたらかなり時間を短縮できます。
天気のいい日に半日ほど干して残りの仕上げ乾燥のみコインランドリーを使用しましょう。
粗方乾いていれば10分~20分ほどの乾燥で十分です。
これならお金も節約できますし、温風により寝ていた毛が起き上がりふっくらと乾燥できます。
カバーを掛ければ洗濯頻度を減らせる
布団と同じように、毛布にもカバーがあるのを知っていますか?
シングル 京都西川 綿100% 二重ガーゼ 毛布カバー (無地3色) (アイボリー)
このようなカバーを掛けておけば、毛布本体を選択する頻度をグッと抑えられます。
カバーの洗濯だけでしたらとっても簡単ですからね。
毛布の汚れが気になる方は試してみる価値アリですよ。
まとめ
正直”とっても簡単!”とは言えません。
やはり大物のお洗濯は手間と時間、スペースを必要とします。
しかし、寝具類には菌が多く潜んでいるそうなので定期的なメンテナンスは必要です。
ご自宅でのお洗濯をマスターすれば、常に気持ちいい毛布で睡眠がとれます。
毎日の心地いい睡眠のため、是非毛布の家庭洗濯にチャレンジしてみてください!