クリーニング屋も悩む汚れの一つが、衣服についた泥汚れ。
世のママさんたちも、この汚れには相当苦労されてるんじゃないでしょうか?
特にスポーツで着用するユニフォームなんかは、繊維の奥まで汚れが入り込んでいるので、そう簡単に落とせるものではありません。
そこで、こちらでは泥だらけになった野球のユニフォームを効率よく洗う方法をご紹介します。
まずは仕分ける
一口に野球のユニフォームといっても各アイテムで汚れの程度も変わってきます。
汚れによって、洗濯方法や掛ける手間を変えていった方が効率的に洗うことができます。
もしも大量に洗う場合には、ごちゃ混ぜにして洗わず、アイテムごとに洗うのがポイントです。
汚れの程度が軽い順に並べるとこんな感じに。
ユニフォーム上衣
比較的汚れが少ないのがユニフォームの上衣です。
アンダーウェアを着ているので直接肌に触れていませんし、着用状況によっては泥も付着していないでしょう。
部分的に汚れているものだけ下洗いし、基本的には洗濯機でしっかり洗えば問題ありません。
ズボン
こちらは肌に触れている分、上衣よりも汚れている可能性が高いでしょう。
また、スライディングなどで泥汚れが付着しやすいのも厄介。
そのような泥汚れは摩擦によって繊維の奥まで入り込んでいることが多いので、ちょっとやそっとでは落とすことはできません。
下洗いはもちろん、汚れの程度によっては他のアイテムと一緒に洗うのは避けた方がよいでしょう。
アンダーウェア・ソックス
こちらは言うまでもなくかなり汚れているはず。
特にソックスは、下洗い必須です。
場合によっては洗濯後の後処理も必要になってくることでしょう。
泥汚れについて
前途の通り、泥汚れは洗濯のプロも苦戦する汚れの一つ。
”不溶性汚れ”と言って油にも水にも溶けない汚れに分類されます。
そのため、”何かの薬品を使えば魔法のように落ちる”なんてことは無いのです。
固形石鹸と揉み作用などの物理的な力を使って叩きだしていくしかありません。
洗濯する
各アイテムごとに汚れの程度を確認したら、早速洗っていきましょう。
使うものは、洗剤、固形石鹸など一般的なものですが、その手順を少しだけ工夫していきます。
下洗いor予洗い
汚れがひどいアイテムに関しては下洗いか洗濯機の予洗いで大まかな汚れを落としてあげましょう。
その時には絶対に他のアイテムと混ぜないように!
それほど汚れてないものまで汚れが移ってしまいます。
- ブラッシングして大まかな汚れを払い落としておく
- ぬるま湯+固形石鹸でしっかりと揉み洗いする
- そのまま、しばらくの間漬け置くのも効果的
- 軽くすすいで洗濯機へ
洗濯機を使う場合には、汚れているものだけで単品洗いしておきます。
全行程を終わらせる必要はありません。
洗い→中間脱水まででOKです。
このなかでも固形石鹸を使った揉み洗いが大変効果的なんですが、このような便利グッズもあります。
イケモト(IKEMOTO) ユニフォーム洗たくブラシ
その名もユニフォーム洗たくブラシ!
強くコシのあるナイロン毛が使われています。
見るからに泥汚れを落としやすそうな形状ですね。
手で揉み洗いするよりも効率的に作業することができるでしょう。
少なすぎる時は?
単品洗いするといっても、その量が少なすぎるときには洗濯機は使わないようにします。
洗濯機は適正量の洗濯もの(ドラム内の6~7分目程度)でないと、本来の洗浄力が生まれないからです。
そんな時は手洗いで下洗いしましょう。
洗濯
下洗いしておいたものと、他のものを混ぜて洗濯機で洗います。
ポイントは以下の通り。
- 洗浄力が高い弱アルカリ性粉末洗剤を使う
- できれば40度ほどのぬるま湯で
- 酸素系漂白剤を加えて洗浄力アップ
- 標準コースでしっかり洗う
間違ってもデリケート衣類用中性洗剤なんかは使ってはいけませんよ。
しっかり汚れを落とす、弱アルカリ性粉末洗剤がおススメです。
さらに酸素系漂白剤とお湯洗濯することで洗浄力をパワーアップ。
このコンビネーションは洗浄力が高い洗濯には欠かせません。
ユニフォームに限らず、普段の洗濯でも「汚れ落ちが悪いなー。」なんて時にはとっても効果的です。
後処理
ここまでやってもキレイにならない場合は、最後にもう一手間。
- ぬるま湯に洗剤と漂白剤を入れて一晩漬け置き
- 次の日に固形石鹸で揉み洗い
ここまでやれば泥だらけだったユニフォームもかなりキレイになっているはず。
汚れの程度に合わせて仕分け→汚れがひどいものは下洗い→洗浄力を高めた洗い方で洗濯
このような流れがポイントになります。
ボールも洗濯?!
最後はちょっとオマケ的な感じですが、野球ボールの洗濯についてです。
恐らく皆さんで磨いたりして泥汚れを落としていると思いますが、それってかなり大変ですよね。
野球ボールは空気抵抗を作るために表面が凹凸になっています。
そこに泥が入り込んでしまっているため、かなり落ちにくいんです。
そんなときの便利グッズがこちら。
その名も”白球ボーイ”!
イケモト(ikemoto) ボールクリーナーブラシ 軟式球専用 白球ボーイ BCB216
なかなかカッコいいルックスの道具。
内側がブラシになっているカップにボールをはめて、グリグリとブラッシングするというものです。
その実力は?というと・・・。
動画でチェック
深夜の通販番組みたいな作りが不安を煽りますが(汗)、レビューなんかを見るとしっかり落ちるようですよ。
「新品に見える!」なんて高評価がズラリと並んでます。
ボールの洗濯に困っている方は一度検討してみてはいかがですか?
まとめ
洗浄力を上げた洗濯と、部分的な手作業による汚れ落としがポイントです。
固形石鹸を使った下洗いや適した洗剤の選別、お湯や漂白剤を+αなどは普段のお洗濯でも効果的な方法です。
ぜひ実践してみてくださいね。