「あぁ!ウンチ漏れだ!」
ちょっと落ち込む、ショッキングな出来事ですよね・・・。
でも安心してください!
ウンチのシミを落とす洗濯方法をご紹介しますよ!
まずは大体のウンチを落とす
洗濯前に、ゴム手袋を装着しましょう。
感染症を防ぐため嘔吐物や汚物を洗うときにゴム手袋は必須です。
まずは、シャワーなどで大体のウンチを落としてしまいましょう。
温度設定は40度以下のぬるま湯です。
50度以上の高温になるとタンパク質が固着し落ちにくくなります。
これは、今後の工程も同様です。
また、時間が経っても、やはりタンパク質が固まるので早めの対処が必要です。
洗濯する
それでは洗っていきましょう。
ステップ1から段階的に洗浄力を高めていきますので、シミが取れた時点で作業を終えてください。
ステップ.1 固形石鹸で洗う
こんな感じの固形石鹸でゴシゴシと洗っていきましょう。
すぐに対処した場合は、この工程ですでにキレイに落とせると思います。
ぬるま湯で濡らしながら、繊維の奥まで浸透するように固形石鹸を塗りこんで洗っていきます。
ウンチのシミが落ちれば、そのまま普段通りの洗濯を行いましょう。
ステップ.2 漬け置き
酵素入りの洗剤を使い、時間をかけてタンパク質を分解していきます。
やはり40度以下のぬるま湯に、規定量の洗剤を入れて洗浄液を作ります。
その中に、ウンチのシミがついてしまった服を入れて、1時間~2時間ほど漬け置きます。
水温を保てるよう、密閉できる容器ならさらに効果的です。
シミが落ちていれば、そのまま洗濯機で洗いましょう。

ステップ.3 漂白する
ステップ2までで落なければ漂白を試しましょう。
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(しつこいですが)40度ほどのぬるま湯に漂白剤を適量入れて、漂白液を作ります。
その中に、服を入れて漬け置きます。
様子を見ながら、シミが落ちていたら取り出して普段通り洗濯しましょう。
直接、シミの部分に塗っておいてから漬け込むのも効果的です。

注意点
ウンチを洗濯する際には、いくつか知っておいてほしいポイントがあります。
ちょっと間違えると落ちにくくなってしまう可能性があるので注意してくださいね。
タンパク質に注意
ウンチに含まれるタンパク質は、熱や時間の経過によって固まり非常落ちにくい汚れへと変化してしまいます。
- 高温の乾燥機
- 長時間の直射日光
- アイロンの熱
タンパク質を除去しきれていないのに、このような熱を加えないよう注意してください。
前項でご紹介した通り、酵素入りの洗剤を使ってしっかりと漬け置きしておくことで落とすことができます。
濯ぎ残しに注意
酵素入りの弱アルカリ性洗剤を使った時には、洗剤成分が残らないようしっかり濯ぐことが大切です。
お使いの洗濯コースはどのようなプログラムになっていますか?
時短やエコという言葉が注目されている昨今では、洗濯工程が短めのプログラムになっている傾向があります。
濯ぎは最低2回、3回が推奨
水量は高水位に設定してすっかり濯ぐ
また、蛍光増白剤や柔軟剤のように、洗濯後にお洋服へ残るようなものは使わない方が無難です。
前項では普通の酵素入り粉末洗剤をご紹介しましたが、さらにこだわる方は蛍光増白剤無配合の洗剤を選びましょう。

番外編
最終的に、ウンチのシミが落ちていなくても、天日干しして日光に当てると自然と消える場合があります。
それは、ウンチのシミの色素であるビリルビンが紫外線によって分解されるためです。
ちなみに、同じ理屈でカレーやトマトのシミも落ちる可能性があります。
カレーの色素であるクルクミン、トマトのリコピンも紫外線によって分解されるからです。
実は洗濯で落ちていなくても、知らないあいだに紫外線のおかげでシミが消えている場合もあるんです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
段階的に洗浄力を高めていけば、お洋服への負担も少なく済みます。
しかし、何よりも”早めの対処”が一番効果的です。
時間をおかずに固形石鹸で洗えば、大抵の場合キレイに落とすことができます。
これでウンチ漏れも怖くないですね!