赤ちゃん服(ベビー服)用の洗剤って何が違うの?その成分とは?

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赤ちゃん用洗剤の成分とは

赤ちゃん服用の洗剤って、普通のと何が違うの?
”赤ちゃん用”って書いてあるから、なんとなく使っていませんか?

実は、中身が全然違うんです!

赤ちゃん用洗剤とは

arau.(アラウベビー) ベビー洗濯用せっけん 本体 800mlarau.(アラウベビー) ベビー洗濯用せっけん 本体 800ml

こんな感じの洗剤です。
赤ちゃん用洗剤の中でも、特に人気のアラウベビーを取り上げてみました。

・・・ん?
”せっけん”って書いてないですか?

そうなんです、実は洗剤ではなく、石鹸なんです。

ちょっとおさらい

普段使っている洗剤は化学合成された界面活性剤が主成分です。
一方、石鹸は天然油脂で作られています。

使い勝手やコストパフォーマンスは洗剤に軍配があがりますが、肌や環境にとっては天然成分を主に使う石鹸の方が優秀です。

成分を見てみる

まずはアラウベビーから。

純石けん分(30%脂肪酸カリウム)・アロエエキス

これだけです。
脂肪酸カリウムという成分が界面活性剤の働きをして汚れを落とすんですね。

一方、合成洗剤はというと、

界面活性剤〔22%、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム・ポリオキシエチレンアルキルエーテル〕・アルカリ剤(炭酸塩)・水軟化剤(アルミノけい酸塩)・工程剤(硫酸塩)・分散剤・蛍光増白剤・酵素

こんな感じです。
洗剤の方は、なんだかいっぱい入ってますね。

どっちがいいの?

このように書き出してしまうと洗剤の成分量に圧倒されてしまいますが、洗浄剤としてどちらが優れているかといえば、どちらも一長一短で、一概には言えません。

合成洗剤は、安価でありながら、日常的に付着するであろう汚れをよく落とし、ワンショット(ただ洗濯機に入れるだけ)で使いやすいですよね。
今どきの洗剤は、クリーニング屋から見ても本当に高性能です。

それでは、アラウベビーが”赤ちゃん用”と謳うわけはなんでしょうか。

どんなところが赤ちゃん用?

100%植物性の無添加石鹸。
これに尽きます。

洗濯後、赤ちゃん服に”何が残ってしまうか”がポイントとなります。

洗濯の後に残ってしまう可能性があるものは、界面活性剤、蛍光増白剤などが挙げられます。
しかし、アラウベビーには、このようなものが入っていなかったり、入っていても天然成分だったりするわけです。

さらに、着色料、保存料、香料などの添加物も入っていません。

注意点

さすがに、石鹸もいいことばかりではありません。

水道水の硬度成分に反応したり、石鹸の投入量が適正でなかったりすると、石鹸カスが発生したり、汚れ落ちが悪くなったりします。
洗剤でも適正量を入れてよく溶かさなければならないのは同じですが、石鹸の方が特に注意しなければなりません。

また、洗剤に比べるとコストも上がります。

アラウベビーは水30Lに対して50ml、ある液体洗剤は水30Lに対して25ml。
本体価格から1mlあたりの金額を出して計算すると、アラウベビーは1回70円、ある液体洗剤は1回30円となります。

まとめ

このように、赤ちゃん用洗剤(アラウベビーは石鹸ですが)は人体や環境に影響がない、天然成分を使っています。
一般的な洗剤は、汚れ落ちのために界面活性剤を入れたり、衣類を白く見せるために蛍光増白剤を入れたりしますが、赤ちゃん用洗剤はそうではありません。

徹底的に、赤ちゃんの肌への影響が考えられているのです。

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