「漂白剤って刺激が強そうだけど、赤ちゃん服の洗濯に使えるの?」
シミが落ちない時には赤ちゃん服にだって漂白剤を使いたいですよね。
でも、それって大丈夫なんでしょうか?
そんなママの疑問を速攻解決します!
漂白剤は使える?
答えは、赤ちゃん服に漂白剤は使ってもOKです。
除菌効果も期待できるので、むしろ使ったほうがいいくらいです。
ミルクや食べ物のシミは漂白しなければ落ないものもあります。
洗いの時に入れて、しっかりすすぐ。
このように普通に使えば何の問題もありません。
酸素系漂白
色柄ものにも使えて安心なのは酸素系漂白剤ですね。
ちなみに、”ベビー用の酸素系漂白剤”なんていうものも売られています。
何が違うのかというと、簡単に言えば余計なものが一切入っていないみたいです。
汚れを落とすための界面活性剤や香料も入っていません。
漂白することだけに能力を絞った商品ですね。
一般的な酸素系漂白剤を使うときにも、香料など衣類に残る物質が入っているものは避けた方が無難です。
例えばこちらの酸素系漂白剤も、赤ちゃん用とは謳われていませんが、余計なものが入っていない純粋な漂白剤(過炭酸ナトリウム)です。
どちらの場合も重要なのは濯ぎです。
どんな漂白剤を使っても濯ぎが不十分ではいけませんよ。
念のため使い方を
お持ちの漂白剤の使用方法に従っていただければよいのですが、基本的な使い方を記載いたします。
除菌したい
洗剤と一緒に入れると、いつものお洗濯に除菌効果、消臭効果がプラスされます。
規定量の漂白剤を、洗剤と一緒に入れるだけでOKです。
シミを落としたい
シミを落としたい場合には、上記の方法ではなかなか落ちません。
酸素系漂白剤は、40度以上になると、その漂白作用が一気に高まります。
(逆に言うと、常温の水に漂白剤を入れても、高い漂白効果は得られません。)
40度ほどのぬるま湯に酸素系漂白剤(もしくは洗剤と併用)を入れて、漬け置きます。
その後、シミが落ちたのを確認し、普通に洗濯してしまいましょう。
さらに詳しい酸素系漂白剤の使い方については、こちらのページをご参考下さい。
塩素系漂白
塩素系漂白も赤ちゃん服に使ってOKです。
特にノロウィルス対策などには塩素系漂白が効果的です。
嘔吐してしまった赤ちゃん服は塩素で処理しましょう。
ただし、色柄ものは色が抜ける可能性がありますし、塩素濃度や濯ぎ回数にも注意しなければなりません。
ウィルス対策以外には使わない方がいいかもしれませんね。
ウィルス対策
ノロウイルスは、85度以上の熱湯か塩素を使って退治します。
塩素を使う場合には、塩素濃度を0.02%以上にした溶液に漬け込みます。
ハイターなど、お持ちの塩素系漂白剤の濃度を確認してください。
※濃度6%なら300倍で0.02%。これよりも濃ければOKです。
ウィルス対策についてはこちらのページが詳しいです。
しっかり濯ぐ
もうこれは赤ちゃん服洗濯では必須です。
塩素を使う時に限らず、普通の洗濯でも濯ぎは多めに行いましょう。
まとめ
このように、除菌、消臭、シミ落としには酸素系漂白剤、ウイルス対策には塩素系漂白剤を使います。
用途を見極めて、しっかりと使えば漂白剤はとっても便利な洗濯アイテムです。
繰り返しになりますが”濯ぎ”はしっかりと!
とにかく成分を残さないようにお願いしますね。
※この記事は小児科医の医師が監修したものではございません。
クリーニング師が”洗濯”の知識に基づいて書いております。
肌の強さは個人差があると思われますので、担当医や洗剤メーカーにご相談いただきご判断ください。